お煎茶を習っているんですが、
お茶をお客様に出す準備の中で、
茶碗を茶托(ちゃたく)という昔のコースターみたいなものに乗せる動作があるんですが、その時に先生がいつも「迎えに行って」って言うんです。
これが、とっても美しいなって思いました。
「迎えに行く」って、愛情がないとできないことだなって思います。
昔、友人カップルが別れた時に「愛情の愛がなくなって、情だけが残っちゃったんです」って言ってたのを思い出すけれど、愛情ってなんだろうって最近すごく考えています。
愛情は、余裕がないとうまく表現できなくて、
大事にしすぎてもうまく表現できなくて、
突然生まれるものではなく、日頃から育てていくものだと思っていて。
ややこしいですね。
頭だけで考えてしまうと、いつも行き過ぎて失敗してしまう。
心でもちゃんと考えてあげないと、自分が本当に望んでいるものは見えてこない。
そんな当たり前のことを思い出した、今日でした。
編曲も、お茶も、生活も、できるだけ丁寧にやっていきたいもんです。