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5.22

お煎茶を習っているんですが、
お茶をお客様に出す準備の中で、
茶碗を茶托(ちゃたく)という昔のコースターみたいなものに乗せる動作があるんですが、その時に先生がいつも「迎えに行って」って言うんです。

これが、とっても美しいなって思いました。

「迎えに行く」って、愛情がないとできないことだなって思います。

昔、友人カップルが別れた時に「愛情の愛がなくなって、情だけが残っちゃったんです」って言ってたのを思い出すけれど、愛情ってなんだろうって最近すごく考えています。

愛情は、余裕がないとうまく表現できなくて、
大事にしすぎてもうまく表現できなくて、
突然生まれるものではなく、日頃から育てていくものだと思っていて。

ややこしいですね。

頭だけで考えてしまうと、いつも行き過ぎて失敗してしまう。
心でもちゃんと考えてあげないと、自分が本当に望んでいるものは見えてこない。

そんな当たり前のことを思い出した、今日でした。

編曲も、お茶も、生活も、できるだけ丁寧にやっていきたいもんです。

5.13

最高に楽しかった2月のワンマンが終わり、もうすぐ3ヶ月が経とうとしています。

ここ1〜2年の再構築の末、出した答え”やってみよう”が、
ここまでの威力を持っているとは思いませんでした。

好きな人たち、尊敬できる人たちと会ったり、連絡を取り合ったりする中で、
たくさんの元気をもらって、それでやれることをやって、
新しい扉を開けまくって、たくさんの新しい感情を味わい、準備期間を過ごしています。

慣れない大変なことも多いけれど、
結局どこへ行っても自分らしくやりきることが大切だと感じています。

やるぞー。
おーっ。
さ、お茶飲も。(ゆるい、ゆるい…)

4.16

スケジュール調整は、
頭だけ使えばいいものではない。

いろんな人に迷惑がかからないように、最善を尽くす。
自分が最高に自由でいられるように、天気も見たり、気温差も見たり、そこまでするのって言われるかもしれないけれど、私はする。

それで、ずっと予定していたプライベートの予定が潰れた。
だけど、それは今やることではなかったということ。

自由は簡単に手に入らない。
計画的に条件を揃えたところで確実に手に入るものでもない。
苦しみの先に見えることも多い。
実体はよくわからず、認識もひとそれぞれで、虹のようなものなのかもしれない。

代わりに、今自分が最も美しく楽しくやれることへ向かっていることを確信している。

没入できる本を見つけた。(本質を見抜くまでなんども理解しようとする努力は、自分の財産になる。)

大切な仲間がいる。(なんでも話せる人は自分を自由にしてくれる。)

音が綺麗になっていく。
それを届けたい人たちがいる。

綺麗なものを作るために生きるのではなく、
自分に正直になり、周りを大切にすることで音が綺麗になっていく。

嬉しい。

そういうこと。

4.11 【お知らせ】燦魂神話大系『おやすみアルカディア』劇伴担当

母親に背中をさすってもらう。

心の中で。

 

 

 

 


お知らせです。

燦魂神話大系さんの新作オーディオドラマ『おやすみアルカディア』の劇伴(BGM)を一部作らせていただいています。
アンドロイドと人間の絆を描いたSF作品で、とても素敵な作品です。関われて幸せです。完成をお楽しみに。

京都の文化パルク城陽プラネタリウムにてプラネタリウムコンサートが9月15日に開催されます。大好きな音楽仲間のツバクラメ、CAPRICEが生演奏で参加しています。足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと感動が待っています。

アルカディア1
アルカディア1

3.8

今日の気になる人。

J.M.W.ターナー 画家

ジュンク堂でモネの画集とセットで衝動買い。

18C末、イギリスのロマン主義。
水彩画。
光の画家。

感想
とてもいい

3.6【現在流通しているCDについて】

お知らせです。

『白んだ空に浮かぶ月』(MKMD-001)
『テンポ』(MKMD-002)

以上の2枚のCDが現在全国流通していますが、
現時点で倉庫に残っている枚数が全て売れ次第(残りわずかです)
完売とさせていただくことにしました。

CDをお求めの方は、このHPのお問い合わせフォームからお願いいたします。

現在新しい音源の製作を考えています。
どうぞお楽しみに。

 

3.5

春が近づく。
と同時に、慌ただしい日々が、少しずつ落ち着いていく。

2月はワンマンライブと埼玉県岩槻市の国際人形公募展で歌わせていただく機会をいただき、苦労した分、幸せな時間もきちんと用意されていました。

自分の進みたい方向がようやく見えてきて、
それと同時にやるべきことも見えてきて。

自分の役割、責任、それから夢。

どんどん更新されていく心と、
頑張ってついていく頭と、
ちょっとお疲れ気味の体と。

それがなんだか、楽しく感じられて、幸せなことだと思う。

素敵な人たちに出会えたこの2週間。
たくさんの励ましをいただきました。
ありがとうございます。

向き合う人は、なんて美しいんだろう。
私もその仲間でいたい。
そう強く思いました。

やるぞー。

ありがとうございました その2

その2です。
珍しくいろいろ書きます。

2月はいろんなことが同時に進んでいて、
ワンマンの打ち合わせ、準備、リハーサル、衣装のチェック、チケットの管理の確認、『スクリーン』のMVの撮影、公開、絵本のすり合わせ…正直頭がパンク寸前でした。

今回は特に予測もつかない事態に陥ることが多く、自分が必要以上に動かなくてはならない場面が多くありました。
相手の気持ちを尊重しなければいけないと思いつつも、やっぱりおかしいよなと思うことがあり、それは仕方のないことなのですが、やっぱり辛かった。

でも、その都度頼れるメンバーや友人に助けてもらいながら、
ショックなことも落ち着いて受け止められたし、なんとか乗り越えられたように思います。

頼れる仲間って、本当にありがたい。

自分がリーダーになり、プロジェクトを進めることの大変さを噛み締めました。
関わる人数が多いと、本当に大変。
もちろん自分も完璧ではないので、見極めと勉強の繰り返しだな、と。

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今回の衣装ですが、”スクリーン”というコンセプトと、普段の私のトレードマークである”白いシャツワンピース”に落とし込んで、松島みなみさんに作っていただきました。

今回の抽象的な内容にもしっかりついてきてくれて、そこからイメージを提案してくれて、一緒にわくわくしながら作れました。

右側にケープをつけたのは、私の体にスクリーンがあるように、とのことでした。

シャツのいたるところに白くて丸い花が咲き、裾には鱗や羽のように、場面によってかたちが変わって見えるように、というアイデアをくれました。
当日は北海道から忙しい中来てくれて、リハーサルの写真も撮ってくれました。
ありがとう。

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VJの松谷さんとは、私が曲ごとに色や景色のイメージを伝えて、それを映像に落とし込んでもらいました。
私が気持ちのままにあれもこれもと語りまくり、情報量も多く伝えてしまったのですが、それをとても広い器でしっかり受け止めて、素晴らしい映像にしてくださいました。すごい。

もっと文明が進んでいたら、分裂して客席にもう一人自分を置いておきたかった…。

今回のもう一人の主役だと思っています。昨年の4月のワンマンでも出演していただいたのですが、毎回すごいなって思うばかりです。ありがとうございます。

3月『液体』のMVも公開予定です。松谷さんの監督、演出です。お楽しみに!

サポートメンバー(学芸員のみなさま)には、今回も本当にお世話になりました。
最近のレコーディングは大体このメンバーです。
もうただただ安心しかありません。しっかり仕込んできてくれた。

私の世界観を好きと言ってくれるメンバーと演奏できることは、
この上ない幸せです。ありがとう。

今回はベースの竹村さんと、コーラスのうじまいさんが、子育て中ということで、
子どもを預けてきた〜と言って参加してくれました。
なんだかすごく尊い気持ちになりました。
二人ともこれまた広い器の持ち主なので、きっと子どももいい子に育つんだろうなあ…。

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たくさん書いてきたのですが、
今回のアンコールのMCでもお話しましたが、今絵本を作っています。
ネットで無料公開をして、かたちとして欲しいと言ってくださる方には受注生産でお届けできたらと思っています。

また、これからの活動ですが、
次の”ライブ”は決まっていません。

それは、別に活動休止をするわけではなく、
むしろ私自身が今の”この時代”で、”表現者”として、何ができるのか、分野を越えて、ライブ以外のことももっと勉強して、やってみようと思っています。

去年、再構築の時期で自分の活動を見つめて、
出した結論は、「やってみよう」でした。

もっと知りたい、もっと広がっていきたい、もっと深めたい。
もっといろんな世界に触れたい。表現したい。

分野を越えた人たちとももっと関わっていきたい。
いろんな景色を見たい。

今回のワンマンでチャレンジできた幸せを忘れずに、
みなさんにまた癒しと感動をお届けできるよう、日々精進していきたいと思います。

たくさんの感情や経験を味わいながら、
いつ終わるとも知れない、長い長い旅は、続きます。

それでは、また次にお会いできる時まで。
お元気で。

2.25 ワンマンライブ『SCREEN』ありがとうございました!その1

上列 右から
ドラム&パーカッション 小笠原一馬さん(10年来のお付き合いです、ありがとう)
ギター 大里健伍さん(優しくてかっこいいです)
ベース 竹村保彦さん(パパになりました、もともとパパっぽかったけどさらに)
VJ 松谷ヒロキさん(もう一人の主役で頭の回転がドリル並みです)

下列 右から
スタッフ 萩谷至史さん(脚本家、居てほしかったので誘いました)
衣装 松島みなみさん(絵描きさんでもあります、北海道からありがとう)
歌とピアノ 小林未季(海鮮丼があたり、前日は38.6度の高熱、ただのアホ)
コーラス 氏家麻衣さん(ママになりました、神秘)
舞台監督 森西亮太さん(クールと優しさと気遣いの塊みたいな方)

写真には写っていないけれど、
今回チケット窓口と先行予約チケットのデザインを担当してくれた
duo MUSIC EXCHANGE のMusic For Lifeの小野さん。

天窓.switchのスタッフのみなさま。

そして何より、お越しいただいたお客さま。
お花を贈ってくれた方々。

本当にありがとうございました!!
(満席&立ち見の満員御礼でした。)

シンガーソングライターの仲間であり大切な友人のkaho*さんとkyaoさんがお花をくれました。本当にありがとう。めちゃくちゃテンションが上がりました。

セットリスト
MC、曲名もほぼお伝えせず、これが初公開になります。

<op>
スクリーン inst(Gt/Dコードver)

<アコースティックな場面>
1.まあるい風
2.臆病にさよならを
3.still young

<自然を感じられる場面>
4.キャスタウェイ
5.Dance

<日常を感じられる場面>
6.キンモクセイ
7.Charm

<孤独の場面>
8.あお
9.A Perfect Crime

<inter>
スクリーン inst(みんなで即興/Dコードver)

<アートな場面>
10.液体

<癒しと希望の場面>
11.一番星
12.セルディヴィジョン
13.白んだ空に浮かぶ月

<“あなた”の場面>※景色はなく、歌詞だけにしました。
14.スクリーン

<アンコール>
15.愛のかたち(ピアノ弾き語り)
16.カモミールティーのうた(ピアノ弾き語り)

17.青い春(みんなで)

リハーサルの様子。

リハ1

“美術館みたいなワンマンライブ”がやりたい。

ずっとやってみたかったことでした。

私は、
美術館の、あの静かで、穏やかに自分と向き合える時間が好きです。

エネルギーが無いときにはあまり行っても意味はなくて、
何か足りないな、と思うときに、
安心して、次に進むための素敵な刺激をくれる場所。

美術館は、とても偉大な場所。

私もそれくらいの人間になりたいし、それをそろそろやれるくらいの自分の曲も揃ったと思った。今しかないと思った。

そんなコンセプトのライブはあまり聞いたことがなくて、
検索してもあまり参考になりそうなものはなくて、
私の頭の中も定まりきらないまま、だけど私の中では”これだ!”という謎の確信だけ握り締めて(笑)スタートしました。

美術館に行くだけでなく、
自分の楽曲をどうこのライブに溶けこませるのか、とにかく考えました。

あくまでもライブだから

優先順位はまず楽曲が主役で、その後に映像、そして私たちの存在もあくまでも生演奏で。

世界観が置いてきぼりにならないよう、自分で作った打ち込みの音を入れた曲も2曲ありました。
(生楽器では足りなくなってしまいました。)

全てを大事にしつつ、主役を決めることの難しさ。
コンセプトに違和感を持たせないために、自然に見せるために具体的に何度もシミュレーションして。
打ち合わせでは、一見直接関係ないような私自身の人生観や物事に対する考え方をお話しして、
共鳴したり、それを受け止めてもらったりしながら、1つずつ丁寧に確認しながら。

今回は特に確認が大切だった。

だからこそ、私が怒った場面もありました。

(よく”怒らさなさそう”と言われますが、
当たり前のことが出来ない人には素直に伝えます。みんなのためにもね。
決して怒鳴らず、言葉をしっかり選んで、諭す感じでね。)

そのうまくできなかった気持ちがわかるからこそ、伝える。
私はよっぽど話の通じない相手でない限りは、
チームになったら諦めないで、伝えます。
だって、このプロジェクトのリーダーになったんだもの、
大事な仲間には伝える責任があるよね。

でも、それを受け止めてくれたおかげで、
最後はきちんとみんなで同じ方向を向けた。
それは、今回とてもしんどかったけれど、
あらためて人間ってそうだよね、という勉強になりました。
向き合ってくれてありがとうね。

 

こんなことまで書くんだね、というレポ。
描きますよ。笑

…続きはまた明日。

2.5

インフルエンザA型にかかっていました。

今日から外出OKなので、ホッとしています。
はじめの2日間は辛く、とにかく寒気と汗とのたたかいでしたが、
残りの3日間はただ穏やかに過ごしました。

読みかけの本に手を出すと、前は読みづらくて仕方なかったものが、
今度はスルスルと解けるように読めました。
たくさんメモをとったのは、自分の頭と心がしっかり動いたからだと思いました。

たぶん、知らないうちに疲れが溜まっていたんだなあ、と。

インフルにかかる前日、親しい友人と電話をしていて
「子どもの頃は、子どもの頃にわからなかったことが大人になれば大体解決できるんだろうな、大人ってずるいな、なんて思っていたけれど、
逆に大人になると物事や感情は複雑になって、今まで経験したことのないことがどんどん訪れて、結局ずっと大変だ」
なんて話をしました。

大きな発見でした。

その発見は、少し気持ちの整理をつけさせてくれたように思います。

物事によっては、
ただただ広がり続けるものを、どこで締めていくのか、
そんな見方もできるのかしら。

 

———————-

 

入れ違いで花粉症がやってきてしまったようで、
今度は耳鼻科へ。

健康は奇跡かもしれません。

 

 

ワンマンライブのリハーサルが明日なので、
しっかり体を休めつつ、
みんなに会えるから頑張れる、という気持ちで
丁寧に準備をして、背筋を伸ばしていこうと思います。

 

松島みなみさんから衣装が届き、
テレビ電話で打ち合わせして、またグッと進化しそうです。

少しずつ近くワンマンが、
今回は今までになく穏やかに嬉しい。

スクリーン、お楽しみに。
私も、楽しみです。

みなさん、
お体にどうぞお気をつけて。
気温差と気圧差に弱い方、どうぞうまく息抜きしつつやってください。

周りとついつい比べてしまう優しい方、
時々は無敵の心になってください。

このブログを読んでくれてありがとう。