12.19 静

こんにちは。小林未季です。

みなさん、寒いですが体調崩されていないでしょうか。
寒さはそれだけでストレスになるっていいますよね。
過度に気にするのもあれですが、どうかあったかくしてください。
特に女性はどうかぽかぽかしていてください。(誰目線なのか)


『星の下のグスコーブドリ』舞台、全日程満席という非常にありがたいかたちで終えることができました。本当にありがとうございました。

実際に舞台に上がっていた時間は全部で10分もなかったんですが、
8月にお話をいただいてからすぐに曲を作り始めて、そこからマイペースに楽しく関わらせていただきました。
萩谷さんはじめキャストのみなさまとも本当にいい関係が築けました。
今年最後のお仕事(何かまた突然くるかもしれないけれど、とりあえず今は)がこの舞台で本当によかったと、心から思っています。

やっぱり全ては、人、なんだなあと噛み締めています。


さて、共作で初めて演歌を作らせていただきました。

城所葵『雪月花』
https://www.youtube.com/watch?v=dysNe-sDSSg
作詞:城所葵 作曲:小林未季、城所葵 編曲:manzo

私が土台を作って、そこから葵ちゃんがこだわりを盛り込んで出来た感じです。
かっこいい。かっこいいよ、葵ちゃん。


そして、発表されたのでこちらも。

映画監督 川崎僚さんの新作短編映画『彼女のひまわり』の音楽を制作しました。
こちらは真剣勝負のピアノ1本。こちらも納得のいくお仕事が出来たと思っています。

映像の細かいタイミングに音楽をあわせるのは初めてです。
舞台の音楽とはまた違って音楽と映像の結びつきがかなり強いので、全く違う感覚で楽しかったです。

いかに日常のいろんな動きに音が潜んでいるか、そしてその潜んでいる音に耳をかたむけて引っ張り上げてかたちにするか。これがものすごく楽しかったです。

実は11月から12月にかけては作曲のお仕事をしている方が多かったです。NGT48の村雲さんの個人PVのBGMもそうですが、とにかく音について考える時間がとっても多かったです。
哲学のように、その作品や自分のカラーと向き合うのはとても充実した時間でした。

 

そして、次のライブはありません。
それについて、少しお話させてください。

まず、別に妊娠したとか、病気になったとか、そういうわけでは全くありません。むしろとっても元気です。体重も全然減りません…ぐっ…(自分で言って悲しくなっている)

じゃあ、なんで今何も入れていないかというと、一言で言えば、ちょっと1、2ヶ月ライブはおやすみしたいなと思ったからです。

あまり疲れたアピールをしたくないのですが、プライベートでは家族のことでいろいろあり、音楽のことでもいろいろあり、完全に自分のキャパを超える出来事があまりにも多すぎました。

2017年の5月頃からかなり疲れていて、それでも走り続けてしまった結果、このままいくのは危ないと自分で感じて、うまく守りに入ったつもりでしたが、それでも想定外の出来事は続き、結局無理をし続けてしまいました。

友人に話しても「嘘でしょ?そんなことある?運悪すぎでしょ!」と言われるようなことが複数重なり、疲弊した私はもはや休み方もわからず、不眠になったり、ただただ混乱するばかりでした。

心療内科にかかったわけではないですが、今振り返るともしかしたら軽く鬱っぽくなっていたかもしれません。

そこから脱するために、まずは余裕を作ろうと思ってライブの本数をかなり減らしました。そして状況を整理することから始めました。自分が音楽をやれているのは周りの人たちのおかげだけど、謙虚になりすぎていて、なんでも飲み込んでしまって、選べませんでした。選ぶことは、可能性を狭めてしまうことだ、悪いことなんだ、なんて勝手に思っていたんでしょう。

だけど、私自身、仕事はきちっとしたいし、相手のことを気にかけてこその仕事だと思っているので、その感覚がない人とは距離をとりました。

そして、勇気を持って尊敬できる人たちと会ったり話を聞いてもらったりしたら、その人たちはあたたかく私を迎えてくれました。器が大きくて、あたたかくて、そしてしっかり仕事をしている。かっこいい人たち。

そうしたら、自分の感覚に近い人、理解してくれる人たちとの繋がりがわーっと増えていきました。気づけばそういう人たちがすぐ近くで笑っていてくれるようになりました。かなり救われました。

別に誰かを責めたいわけでもないし、自分がしっかりしてるアピールをしたいわけではないです。
ただ、とにかく私は音楽に責任感を持ってやっている。軽い気持ちではやれないタイプの人間だということです。(2年前、まだ発表できませんが、ある仕事をいただいてから特にその感覚は強くなりました。)
そして、そういう意識でやっている人たちこそかっこいいと思うから、私はそんな方々と肩を並べて音楽をやっていきたい。

それを考えたら、今は少しならお休みをしてもいいな、と思い、ライブの予定を空けました。

ただ、家でできるお仕事は大募集中ですので、お気軽に連絡ください。

水面下でも今いろんなショッピングモールに営業したり、人脈広げたり、ゲームしたりしてます。
そして、心配するようなことも何もないです。心配させてしまったなら本当にごめんなさい。ピンピンしておりますし、変わらず好きなものを探しながらにやにや(?)しながら生きています。

長くなってしまいましたが、最近の私です。

これから長く音楽をやっていくために、今はライブを少し減らした、というだけの話でした。

長い…久しぶりにブログを書くと、これだからあかんですね。あはは…。

最後に。

クラウドファンディングが24日までです。
すでに達成しているのでとても安心してこの日を迎えることができそうです。

生きることは本当に大変ですが、あなたがどうか心を失うまで無理をしてほしくないです。たぶん、心を失う方法が世の中にありすぎる。簡単に失えます。

ですが、自分を守る方法も、人それぞれ必ずあります。
私の場合は、”環境を少し変える”ことが正解だったみたいです。

自分の心と時々向き合いながら、あなたが笑顔で穏やかに過ごせますように。

私はそれを音楽で支えます。応援します。

 

ではでは。

 

小林未季

 

「12.19 静」への1件のフィードバック

  1. 最近はライブが少なく、ツイートもあまりないので心配していたのですが、こうしてブログに綴ってくれて少し安心しました。
    自分も5月頃に家族のことでいろいろあって本当に疲れきっていました。その頃は大好きなライブにもあまり行くことが出来ず、どうやって落ち込んだ気持ちをリフレッシュさせるのか分からなくて、目の前が真っ暗でした。
    そんな時に、無理やりスケジュールを空けて未季さんのライブに行って、本当に救われたことを思い出します。身体は悲鳴をあげていても、心が復活するとなんとかなるものですね。
    思えば、自分がどん底の時はいつも未季さんの音楽に、そしてその存在に救われている気がします。お世辞ではなく本当に。自分は文才がないので半分も伝えられる自信がないのですが、本当にいつも感謝していますよ。

    未季さんがまた元気にステージに上がる日を楽しみに待っています。

    それでは、良いお年を。
    Good luck charm!

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